muxtapeが戻ってきた
muxtapeが戻ってきた。
みんなのテープを公開して、共有しようってことで始まったmuxtape。
音楽にそれほど熱がなかったひともきっとハマッタであろう
シンプルで、力強いユーザーインターフェース。
いろんなソフトも作られた。
音楽をきっかけにして、楽しい流れ、未知の流れが生まれてきた。
これから始まる「予感」に満ちた場所という感触を世界のあちこちで、
同時に共有しているという確信のようなもの。
新しい。と感じたはず。
けど、権利関係の絡みで無くなってしまった。
さびしい思いをした。
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へ再訪しよう。
ただしブラウザはFirefoxがいいみたい。
(Sleipnirを愛用している僕のような末端のユーザーには、優しくないみたい。
うまく動いてくれない。)
懐かしいカセットテープが相変わらずトップに表示される。
1月末の今は、まだテスト中。
12組の、(きっとCEOのJustinが)お気に入りのアーティストの音楽が聴けるという。
下へスクロールすれば、12のカラーバーが見える。
「プラス」ボタンを押せば、例えばAdronというアーティストの曲が表示される。
曲をクリックすれば音が鳴り始める。
不思議なのだけど、僕はmuxtapeで鳴り始める音に胸が高まる。
これは他の音楽関連サイトでは感じたことがない。
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よりアーティストのことが知りたくなったら、例えば
adron.muxtape.com
をクリックすれば、そのmuxtapeにリンクする。
おそらくAdron本人と思われる写真と、何かのスケッチ。
そして数曲のリスト。
たった1ページの極めてシンプルな自己PRの空間。
余計な広告は一切存在しないクリーンな場所。
ただひとつあるのは、曲をクリックするという行為だけだ。
音楽が始まる。
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これからmuxtapeはどこへいくのだろうか。
トップページからLearn moreを辿れば、先のことが書いてある。
一行目:
「muxtapeはシンプルを追求する。音楽はクリーンで妨害されることのない場所が必要だ。」
(unobstrusiveはunobstructiveの誤植だろう)
二行目:
「個々のアーティストに広告をのせることは決してない。」
それ以下は、アーティストにとってmuxtapeが、
まったく新しいプラットフォームとして機能していくようにする宣言だ。
何が始まるのか分からない。
けれど、数曲聴いてみたときの裏切られ「なかった」感触は確かだ。
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最後に。
muxtapeらしさがこんなところに凝縮されていると思う。
「たまにしかないアップデートのためにメーリングリストに追加して下さい。(つまらないものはありません)」